埼玉新聞

 

<新型肺炎>売り上げ半減や8割減収も 経営落ち込む商店を支援、朝霞駅前商店会で商品券販売

  • 商品券「OMOIYARI※TICKET朝霞」と使用方法を記載したチラシ

 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、営業自粛や不要不急の外出の自粛などにより経営が落ち込む商店を支援しようと、東武東上線朝霞駅南口の朝霞駅前商店会(加盟約80店舗、山崎幸治会長)は、客が応援する店舗と相談して購入金額を決めて記載した商品券「OMOIYARI※TICKET朝霞」の販売を開始した。

 チケットの有効期間は6カ月。表面には、応援する店舗と相談して決めた購入金額と店舗名を記載。裏面には同店舗を利用する度に使用金額と残額を記入。

 同商店会によると、加盟店舗では4月以降、売り上げが半減した飲食店や前年同月比で8割の減収となった洋品店など多様な業種で大きな影響が出ている。こうした状況を受け、今月7日の理事会で山崎会長が商店を支援しようと、同チケットの販売を提案、了承された。

 山崎会長は「国や自治体などの政策を待つだけでなく、自分たちでできることを考えた。お客さまはもちろんのこと、商店会の会員でなくても困っている飲食店や業者があれば、チケットを使ってもらいたい」と利用を呼び掛けている。

 問い合わせは同商店会事務局の一進堂(電話048・464・3515)へ。

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