県などは26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに19人判明、1人が死亡したと発表した。同日までに確認された陽性者は828人（チャーター便帰国者含む）、死者は25人になった。重症者は20人。感染者の指定医療機関への入院は108人。一般医療機関への入院が146人、ホテル滞在が54人。自宅待機は366人（26日午後5時現在）。103人が既に回復し、退院している。

　県によると、県管轄では新たに男女計15人の感染が確認され、入院治療中だった県内在住の60代男性が24日に死亡した。男性は発熱などを訴え、16日に医療機関を受診し、17日に感染が判明。基礎疾患があったという。

　所沢市の社会福祉法人「皆成会」関連では新たに2人の感染が分かり、同施設関連の感染者は計25人。「所沢ロイヤル病院」関連は新たに2人が判明し計19人、「所沢明生病院」関連は新たに2人が判明し計26人となった。入間市の50代警視庁警察官の感染も確認された。

　さいたま市によると、感染が判明したのは40代男性、20代と30代女性の計3人で、いずれも市内の同じ民間病院に勤務する医療従事者。感染患者の80代女性の接触者として、病院側の検査で判明した。市保健所は「病院が28日に公表するので公表しないよう要請された」として、病院名や職種を明らかにしていない。いずれも軽症で、男性は入院中、女性2人は入院予定。

　川口市によると、60代の無職男性の陽性が確認された。