埼玉新聞

 

特定有害物質のフッ素検出…基準値2・25倍 岩槻駅西口周辺 排水路の工事中、土から検出し処分へ

  • さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 さいたま市は27日、岩槻駅西口土地区画整理事業地内(岩槻区加倉地内)で、国の基準値を2・25倍上回る特定有害物質のフッ素が検出されたと発表した。

 岩槻まちづくり事務所によると、7日に同地内の排水路改修工事で掘削土の土壌調査を実施したところ、基準値(1リットル当たり0・8ミリグラム以下)を超える同1・8ミリグラムのフッ素が検出された。同時に実施したフッ素素の土壌含有量の調査では基準値を超えていなかったため、同事務所では、土壌の飛散や摂取による健康被害はないとしている。

 今後は市民に周知を図り、工事で発生した掘削土を適切に処分するとしている。

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