埼玉新聞

 

<新型コロナ>三郷のホテル153室確保 軽症・無症状者の療養先、計415室に 西部地域も交渉進む

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 大野元裕知事は28日、新型コロナウイルスに感染した軽症・無症状者の療養先として、三郷市のホテル「東横INNつくばエクスプレス三郷中央駅」の153室を同日、確保したと発表した。準備が整い次第、宿泊療養者の受け入れを開始する。

 県が確保した宿泊療養先は、これまでに確保しているさいたま市の「アパホテル新都心駅北」(111室)、熊谷市の「ホテルヘリテイジ」(151室)と合わせ、計415室となった。28日午後5時現在、アパホテルに56人が療養している。

 県は基礎疾患のない軽症者や無症状者の自宅待機を改め、原則ホテルでの療養に切り替えた。5月6日までに約千室の確保を目指している。

 28日の第13回新型コロナウイルス対策本部会議で知事は、県西部地域のホテルとも現在、交渉が進んでいることも明らかにし、「このホテルと合意できれば、県内東西南北に各1施設ずつを配することができるようになる。引き続き宿泊施設の拡充に取り組む」と話した。

 来月1日から受け入れを予定のホテルヘリテイジは、29日までゾーニング設営や研修が行われ、30日から、宿泊療養者の受け入れを開始することも発表された。

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