<新型コロナ>15人感染…さいたま、越谷など 遺体を検視した警官陽性、感染遺体かは不明 医師らも感染
2020/04/30/00:00
県などは29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに15人判明したと発表した。
同日までに確認された陽性者は858人(チャーター便帰国者含む)で、死者は30人。重症者は16人。感染者の指定医療機関への入院は119人。一般医療機関への入院が160人、ホテル滞在が60人。自宅待機は252人(29日午後5時現在)。130人が既に回復し退院している。
また県は同日から、国の基準などに基づき自宅待機療養が終了した人数も発表。85人が終了したとし、退院・療養終了者は計215人となった。
県によると、県管轄では30~80代の男女計7人の感染が判明。このうち既に感染者が確認された小川署の3人と接触歴があった、東松山市に住む県警捜査1課の30代男性警察官の感染が分かった。
県警によると、この警察官は18日に3人と同署管内で検視を行っていた。一緒に業務に当たっていた40代男性警察官もPCR検査を行い、陰性が確認された。検視の遺体が新型コロナウイルスに感染していたかどうかは把握していないという。
さいたま市によると、感染が判明したのはいずれも市内在住の10代男児と50代の男女3人の計4人。男児と女性会社員は親子で、23日に感染判明の男性の妻と子。男性会社員は25日に感染判明の女性の夫で、入院している。ほかの3人は軽症で入院する予定。
川口市によると、川口工業総合病院の50代男性医師(市外居住)と同病院の看護師の30代女性ら計3人の陽性を確認した。
越谷市では、20代無職男性1人の感染が確認された。