埼玉新聞

 

<新型コロナ>県内で6人が感染 クラスター発生の病院で2人陽性 いずれも循環器内科の入院患者

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは5日、新型コロナウイルスの感染者が新たに6人が判明したと発表した。同日までに確認された陽性者は912人(チャーター便帰国者含む)、死者は39人。重症者は16人。感染者の指定医療機関への入院は116人。一般医療機関への入院は175人、ホテル療養は73人、自宅待機は128人。194人がすでに退院し、181人が自宅療養を終了した(5日午後5時現在)。

【PR】手づくり布マスク募集!ご協力いただいた方に謝礼を進呈!

 県によると、県管轄で感染が確認されたのは越生町の70代の医療機関職員の女性。4日に感染が確認されていた県外居住の40代の男性については、アフガニスタンの日本大使館に勤務する外務省職員で、1日に帰国し翌2日に発症していた。

 さいたま市によると、感染が判明したのは、「彩の国東大宮メディカルセンター」(北区土呂町)の80~90代の入院患者2人と市内在住の20~60代の男性3人の計5人。同病院はクラスター(感染者集団)が発生しており、感染判明は患者13人、職員6人の計19人となった。うち患者の80代女性1人が死亡している。

 患者2人は90代男性と80代女性で、いずれも循環器内科に入院していた。病院5階の同じフロアに位置する整形外科と循環器内科の患者と関係する看護師や理学療法士らがこれまでに感染している。今回は循環器内科の入院患者28人と理学療法士22人のPCR検査を実施して、患者2人が陽性だった。2人はそのまま同病院に入院している。

 男性3人は既に感染が判明している女性の夫と息子2人。いずれも軽症で入院予定。

ツイート シェア シェア