埼玉新聞

 

闘えば闘うだけ…妻子3人奪われた男性、積もる苦しさ 最高裁へ「最後までやりきる」 熊谷6人殺害から8年

  • 二審の判決文を読む加藤裕希さん=7日午前、埼玉県熊谷市

    二審の判決文を読む加藤裕希さん=7日午前、埼玉県熊谷市

  • 二審の判決文を読む加藤裕希さん=7日午前、埼玉県熊谷市

 2015年9月、埼玉県熊谷市でペルー国籍の男=強盗殺人罪などで無期懲役=に男女6人が殺害された事件は今月で8年が経過した。妻子3人を殺害された遺族の加藤裕希さん(50)は、県(県警)を相手取り国家賠償請求訴訟を提起しているが、6月の東京高裁判決は一審さいたま地裁判断を支持、訴えを退けた。「闘えば闘うだけ苦しさが積もる。でもここまで来たらやるしかない」。3人の命日を前に取材に応じた加藤さんは、最高裁を見据えて自らを奮い立たせるように語った。

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