埼玉新聞

 

<新型コロナ>浦和の飲食コミュニティ「落ち着いたら足を運んで」 終息後に使える応援チケットを販売

  • 浦和飲食応援チケットのチラシ

 さいたま市浦和区を中心とした約70の飲食店が加盟する「浦和飲食コミュニティ」では、新型コロナウイルスで臨時休業に追い込まれた店を救おうと、終息後に使える応援チケットの販売を開始した。実行委員長の天沼啓吾さん(36)は「コロナが落ち着いたら店舗に足を運んでほしい」と呼び掛けている。

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 同コミュニティには市内のバーや居酒屋などが多く加盟している。緊急事態宣言で営業自粛を受け、多数の店が「店を存続できない」と悲鳴を上げていた。常連客からはSNSなどを通じ、「今は行けないが、何とか営業を続けてほしい」などと要望が多く届いていた。

 そこで天沼さんらは、コロナ終息後に客足を取り戻そうと、飲食店の資金繰りを手助けする前払い式チケットを企画した。

 チケットは1枚千円で総発行数3千枚程度。7日から販売し、売り切れ次第終了する。

 バーやレストランなど加盟店の中から57店舗で購入でき、発行店舗で利用できる。万が一、店舗が閉店した場合は返金にも対応する。

 浦和区のバーで店長を務める天沼さんは「多くの店がテークアウトで何とか食いつないでいる状態。店同士でも力を合わせて乗り越えたい」と話す。

 チケット販売店の情報は同コミュニティのフェイスブックで公開。

 問い合わせは、事務局(電話048・823・4788)へ。

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