県などは8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに11人判明したと発表した。これまでに確認された陽性者は946人（チャーター便帰国者含む）、死者は41人。重症者は10人。感染者の指定医療機関への入院は76人、一般医療機関への入院は134人、ホテル療養は63人、自宅待機は107人。278人が退院し、療養終了は236人となった（8日午後6時現在）。

　県によると、県管轄で新たに5人の感染が確認された。これまでに感染者が出ていた新座市の堀ノ内病院では、女性看護師2人の感染が判明。所沢ロイヤル病院でも入院患者1人の感染が判明した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは、クラスター（集団感染）が発生している「彩の国東大宮メディカルセンター」（北区土呂町）に勤務していた20～40代の男女職員5人。5人は看護師や介護ヘルパーなどで、陽性の入院患者が確認された整形外科病棟や循環器内科病棟に勤務していた。

　いずれも軽症で今後は入院予定だという。同病院の感染者は、入院患者が14人、職員が11人の計25人となった。

　川口市によると、市内在住の無職の80代男性の陽性を確認した。渡航歴はない。容体は安定していて重症ではないが、入院する予定という。