埼玉新聞

 

<新型コロナ>技術と余った部品でフェースシールド、川口の町工場が開発 医療崩壊防ぐものづくりの魂

  • フェースシールドを着用した辻さん(左)と手に持つ野崎社長(中央)。右は菅さん=川口市の野崎真空樹脂工業

 川口市の小さな町工場が、医療従事者たちが新型コロナウイルスの感染から自身を防護するために使うフェースシールドを独自に開発し4月末、栃木県内の公立病院に納入された。医療従事者の防護セットが不足していることを社長が会員制交流サイト(SNS)で知り、市内のIT企業と連携することで開発につなげた。IT企業側は「何でも作れる町工場の底力を見た。医療崩壊を防ぐ力になる」とたたえている。

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