さいたま市の路上で女性に暴行したとして男が逮捕された事件で、県警捜査1課と浦和、川口、朝霞署は13日、強制わいせつ致傷と強盗の疑いで、さいたま市南区南浦和3丁目、無職の男（26）＝強制性交罪などで起訴＝を再逮捕した。

　再逮捕容疑は2018年9月18日午前1時ごろから同2時ごろまでの間、さいたま市内の路上や公園で、帰宅途中の20代のアルバイト女性に体を触るなどのわいせつな行為をした上、下着を奪い、突き倒してけがをさせた疑い。

　同課によると、男は女性の後方からバイクで近づき、「騒いだら殺す」などと脅迫。約50メートル離れた公園に連れ込んでわいせつな行為に及んだ。女性は逃げる際に後ろから倒され、右肘や左膝に約2週間の軽傷を負った。面識はなかった。

　県警は4月、別の女性に対する強制性交容疑で男を逮捕。供述などから今回の犯行を特定した。男は「女性を押して転ばせていない」と容疑を一部否認している。

　男は余罪をほのめかしており、県警は裏付けを進める。