埼玉新聞

 

<新型コロナ>5人感染…入間、所沢の看護師ら 上尾女性が再陽性、退院後に味覚嗅覚障害 自宅療養12人

  • 埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 県などは17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5人判明したと発表した。5人のうち1人は再陽性だった。これまでに確認された陽性者は989人(チャーター便帰国者含む)、死者は46人。17日午後6時時点で、感染症指定医療機関に55人、一般医療機関に92人の計147人が入院中で、重症者は8人。ホテル療養中は28人、本人の希望による自宅療養中は12人いる。病院を退院した人は398人、ホテルや自宅での療養終了は354人で、計752人が回復している。

 県によると、県管轄では17日、所沢市や入間市などの20~90代の男女4人の感染を新たに確認し、2回のPCR検査で陰性と確認されていた上尾市の30代の無職女性が再陽性になった。

 上尾市の女性は4月24日に陽性と確認され、5月8日に退院したが、9日にも味覚と嗅覚の障害が続いたため検査した結果、16日に再陽性となった。県の担当者は「一度治って再度感染した可能性は高くなく、2回陰性になったものの、体内にウイルスが残っていたか、死んだウイルスのDNAの破片があり陽性と出た可能性が高いとみている」と説明した。

 所沢市の40代の看護師男性、県外の30代の看護師女性は集団感染が発生している所沢ロイヤル病院に勤務していた。また、同病院に4月9日に入院した県外の90代の無職女性も陽性判定を受けたが、症状はないという。同病院関連の感染者は職員7人、患者21人、接触者3人の計31人に上った。

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