鴻巣市は、新型コロナウイルス感染拡大が市民生活に大きな影響を及ぼしていることから、売り上げが減少した中小企業者などに一律10万円を支援するなどの独自の支援給付金を決めた。20日から郵送で申請を受け付ける。

　事業継続緊急支援をうたった経済支援策は「中小企業者等支援給付金」「家賃等支援給付金」「テイクアウト等事業支援補助金」の三つ。

　中小企業者の支援給付金は一律10万円。市内に本店または事業所を置く中小企業など約3千件が対象で、2～6月のいずれかの月の売上高が前年同月比5％以上減少していること。予算額は3億円。

　家賃支援の支給額は一律5万円。市内で土地建物を賃借してしている人など約千件が対象で、家賃の一部を給付する。予算額は5千万円。

　テークアウトの支援補助金は上限5万円。市内で飲食店などを営む人が対象。テークアウトやデリバリー事業を行うための支出をした飲食店を支援する。予算額は750万円。

　市ホームページで申請書がダウンロードできる。受け付けは7月31日まで。

　問い合わせは、同市商工観光課（電話048・541・1321、内線3101）へ。