埼玉新聞

 

<新型コロナ>熊谷でテークアウト子ども食堂 地元農家が食材提供 カレーライス300食、マスク配布

  • 熊谷市佐谷田の飲食店「とうげ」で開かれた「テークアウト子ども食堂」

 熊谷市佐谷田の飲食店「とうげ」で、「テークアウト子ども食堂」が開かれ、300食のカレーライスと牛乳、マスクが熊谷市立佐谷田小学校児童とその家族に配られた。

 開店から55年、食を通して地域に貢献できる店を目指してきたという同店。二代目社長の堀越真さん(59)が「新型コロナウイルスに負けずに元気に過ごしてほしい」と企画した。

 タマネギやジャガイモなどの野菜と米は地元農家が提供。地元の龍前牧場など12の業者が協力し、熊谷中央ライオンズクラブからもマスクが配られた。同クラブの中條育行さん(88)は、「2カ月、家にこもっていた。人に会うっていいね」と話した。

 佐谷田小2年の棚沢杏奈さん(7)、母親の千草さん(36)は、「家のご飯は飽きちゃう。お店の美味しいカレーが食べられてうれしい」と満面の笑顔。次回は、佐谷田地区の中学生を対象に開催する予定だという。

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