埼玉新聞

 

母親死亡、布団の上で発見…「遺体のようなものがある」と通報した息子「殺した」と認める 聴取中に突然暴れ逮捕、なぜか「お願いします」

  • 【地図】川越市

    同居の母親殺害疑い 長男を再逮捕=川越市

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 川越市の民家で15日、住民女性(78)の遺体が見つかった事件で、県警捜査1課と川越署の合同捜査班は25日、殺人の疑いで、女性の長男で無職の男(56)=同市笠幡=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は9月11~15日ごろ、川越市笠幡の民家居宅内で、同居する母親の頸部(けいぶ)をいずれかの手段で圧迫して、殺害した疑い。調べに対し、「首を絞めて殺した」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、母親は2階和室の布団の上であおむけの状態で倒れているのを発見された。司法解剖の結果、死因は窒息とみられ、母親の上半身にあった損傷は致命傷ではない可能性が高いという。防犯カメラの精査、関係者や近隣住民への聞き込み、容疑者本人の供述などから関与を特定した。

 男は、15日午前3時37分に「自宅2階に人の遺体のようなものがある」と自ら110番。母親の死亡の経緯について、川越署に任意同行して事情聴取をしていたところ、突然暴れ出し、警察官に暴行を加えた公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。その際、「お願いします」などと要領を得ない供述をしていたという。

 県警は殺害方法や経緯などを慎重に調べている。
 

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