埼玉で交通取り締まり156カ所、1030件を摘発 標識を見ない自転車も 大宮で移動式オービス、違反を次々摘発
2023/10/03/10:12
通学路における児童らの安全安全を確保しようと29日、全国一斉交通指導取り締まりが行われた。県内では156カ所でパトカーなど300台が出動し、各警察署の署員ら663人体制で取り締まりを実施。速度違反431件、通行禁止違反320件、歩行者妨害46件、無免許運転1件など計1030件を摘発した。
さいたま市大宮区三橋2丁目の道路2カ所では大宮西署、交通機動隊、交通指導課の約15人が行き交う車やバイクなどに目を光らせ、同市立大宮国際中等教育学校通学路で通行禁止(スクールゾーン)違反を29件、同市立三橋小学校通学路では移動式オービスを使用し速度超過違反を4件摘発した。
大宮西署管内では9月10日に自転車に乗っていた女子高校生が重傷を負う人身事故が起きるなど、高校生の関係する事故が同20日時点で前年同期比6件増の14件と増加していることを受け、中高一貫校の通学路で通行禁止違反の取り締まりを行ったという。同署の松本和之交通課長は「標識に気付かずに入ってしまう人が多い。安全運転のために、標識をよく確認してほしい」と呼びかけている。