2019年に神奈川県横須賀市で開催の「全国ご当地カレーグランプリ」で2度目の日本一に輝いた北本市の北本トマトカレーを、同市本宿の「水織（みおり）うどん」が1日から、新メニューにしている。優勝レシピの北本トマトカレーは好評だ。

　新レシピは3種類。19年横須賀カレーフェスティバル優勝レシピの「新北本トマトカレー」（730円、税込み）、11年埼玉B級ご当地グルメ王決定戦優勝レシピの「元祖北本トマトカレー」（690円）、両方が同時に味わえる「合いがけ北本トマトカレー」（730円）を提供している。

　レシピを提供したのは、同市観光協会内に事務局を置く北本トマトカレーの会（落合真一会長）。メニューを考案した同会副会長でトマト農家の加藤浩さん（51）が協力した。元祖は、トマトの味を生かしたシンプルなトマトカレーで、子どもからお年寄りまで楽しめる。新メニューは、スパイス感が強く、カレー通に喜ばれている。

　北本トマトカレーの会事務局の小松政毅さん（44）は「優勝の味を多くの人に味わってもらいたいと思い、北本トマトカレーを出している12店舗に優勝レシピで作っていただけるかどうか呼び掛けをした。水織うどんさんが協力してくれることになった」といきさつを話した。

　水織うどんの我孫子由美子店長（52）は「北本トマトカレーは以前からお出ししているが、PR協力も兼ねて今回から優勝レシピも追加した。元祖と新、そして両方が一度に味わえる合いがけの3通りを新メニューにした。合いがけがよく出ます」と話していた。

　問い合わせは、水織うどん（電話048・590・1122）へ。