埼玉新聞

 

窃盗犯、偽造ナンバーの車運転中に県警に見抜かれ…捜査車両に追突してきた 容疑で追送検「覚醒剤欲しく」

  • 埼玉県警本部=さいたま市浦和区高砂

 県警捜査3課と久喜署、加須署は22日、窃盗などの疑いで、住所不定、自称電気工事作業員の男(54)=同罪などで起訴=をさいたま地検に追送検した。県警は埼玉、千葉など10県で発生した窃盗事件など162件(被害総額約2600万円)を確認、うち158件(同2500万円)を追送検し、捜査を終結した。

 追送検容疑は2017年6月19日から昨年12月9日までの間、千葉県旭市内の民家ほか158カ所に侵入するなどし、現金計約1400万円と貴金属など6373点(計約1100万円相当)を盗んだ疑い。同課によると、19年1月以降、県内の店舗兼住宅などを狙った窃盗事件が連続発生。防犯カメラの捜査などから偽造ナンバーの車が浮上した。

 19年2月27日、久喜市内で県警の捜査員が同車を発見。運転していた男は捜査車両に追突し、車を乗り捨てて逃走した。

 車の捜査から男の関与が判明し、全国に指名手配。同年12月11日、千葉県内で発見し、道交法違反(事故不申告)容疑で逮捕して余罪を調べていた。

 男は容疑を認め、「パチンコの軍資金、生活費、覚醒剤欲しさに使った」と供述しているという。

ツイート シェア シェア