大宮西署は24日、さいたま市西区の無職男性（81）が現金900万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。

　同署によると、18日午前8時25分ごろから数回、男性方に仮想通貨取引所職員や長男を名乗る男らから、「息子さんは2年間法人税を滞納している」などと電話があった。信じた男性は同日から翌19日にかけて3回、自宅近くの路上で弁護士事務所職員を装う女に現金計900万円を手渡した。

　不審に思った男性が別居の長男（55）に電話で確認して詐欺に気付き、長男が20日午前に110番した。現金を取りに来た女は50歳ぐらいで身長約155センチの小太り。黒いスーツとズボンを着用し、黒いリュックサックとハンドバッグを持っていたという。