飲食店でレジごと現金盗む、容疑の男逮捕 給付金受給で住民登録…所在判明、見当たり捜査員ら発見/武南署
2020/06/27/00:00
川口市内の飲食店に侵入して、現金やレジスターなどを盗んだとして、県警捜査3課と武南署は26日までに、建造物侵入と窃盗の疑いで、蕨市中央3丁目、無職の男(67)を逮捕、さいたま地検に送検した。
新型コロナウイルス対策で一律10万円が受給される「特別定額給付金」を受給するために住民登録をしたことから、所在が判明したという。
逮捕・送検容疑は昨年12月6日午前1時~同7時ごろまでの間、川口市差間の居酒屋に無施錠の窓から侵入。現金約2万円とレジスターなど2点(計7100円相当)を盗んだ疑い。
同課によると、防犯カメラの映像などから男が浮上した。今年3月に指名手配して、行方を追っていたところ、蕨市に住民登録したことが判明。同市内のパチンコ店の駐車場で、県警の見当たり捜査員らが男を発見した。
男は「給付金のために6月ごろに住民登録をした」と供述し、容疑については「やったことはない」と否認しているという。
同課によると、県内では飲食店などからレジごと盗む窃盗事件が昨年から約40~50件発生しており、関連を調べている。