埼玉新聞

 

所沢市長選、新人の小野塚勝俊氏が初当選 前兵庫県明石市長の泉房穂氏が応援 自公推薦の現職、4選を目指すも破れる

  • 小野塚勝俊氏

    小野塚勝俊氏

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 任期満了に伴う埼玉県の所沢市長選は22日投開票され、元衆院議員で無所属新人の小野塚勝俊氏(51)が、4選を目指した現職の藤本正人氏(61)=自民、公明推薦=と介護福祉士で新人の杉田まどか氏(45)の無所属2氏を破り、初当選した。

 小野塚氏は9月に出馬表明。「スピード感ある市政」を打ち出し、中核市移行による市独自の保健所の設置や、18歳までの医療費の無料化などを掲げた。前兵庫県明石市長の泉房穂氏が応援に入り、票の掘り起こしに結び付けた。

 藤本氏は「人を中心としたまちづくり」を据え文化複合施設誘致などの実績を訴えたが、支持を広げられなかった。

 杉田氏は「福祉の専門家」としてごみ有料化反対や市内の体育館のエアコン設置などを訴えたが、及ばなかった。

 当日有権者数は28万7991人(男14万1004人、女14万6987人)。投票者数は11万1753人(男5万4131人、女5万7622人)。投票率は38・80%(男38・39%、女39・20%)で、2019年の前回市長選(31・99%)に比べ6・81ポイント上回った。

■小野塚勝俊氏

【略歴】(1)大学院教員(2)衆院議員、日本銀行員(3)早大院(4)東京都(5)上新井
【公約】(1)所沢を中核市に(2)12年間の所沢の遅れを取り戻す(3)明石市を超える所沢モデルを実現し所沢を日本一のまちに

※略歴は(1)職業または肩書(2)経歴(3)最終学歴(4)出身地(5)現住所の順。埼玉新聞調べ
 

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