埼玉新聞

 

年明けの埼玉県内、火災相次ぐ さいたまで男性1人死亡、越谷では無人の資材置き場でトラックなど6台全焼

  • 年明け、県内で火災相次ぐ

 県内で1日から2日にかけて火災が相次ぎ、さいたま市北区で1人が死亡した。

 1日午前7時25分ごろ、さいたま市北区土呂町、木造2階建てアパートで煙が出ていると近隣住民から119番があった。2階一室の無職鳥羽敏夫さん(78)方の一部が焼け、室内から男性が救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

 大宮署は鳥羽さんとみて身元確認を進め、出火原因を調べている。鳥羽さんは1人暮らし。

 1日午前3時ごろ、越谷市長島の建物解体業「栄茂商会」の資材置き場で、駐車していたトラック5台、油圧ショベルカー1台が全焼した。けが人はいなかった。

 越谷署によると出火当時、資材置き場に人はおらず、けが人もいなかった。通行人が車が燃えているのを発見し、119番した。

 1日午前11時45分ごろには、川口市西川口3丁目、「広友川口マンション」(鉄筋7階建て)3階一室から出火、同室と上階一室が全焼した。

 川口署によると、3階の部屋にいた4人が、煙が出ているのを発見し119番した。うち2人が煙を吸って病院に搬送されたが、いずれも軽傷という。

 また、2日午前6時10分ごろ、東松山市古凍、田中清子さん(65)方から出火、木造2階建て住宅と、敷地内のプレハブ2階建て住宅を全焼。田中さんが気道熱傷の疑いで病院に搬送された。

 東松山署によると、家人が住宅2階付近から火が出ているのに気が付き、119番した。田中さん宅は3人暮らし。

 2日午後4時10分ごろ、東松山市箭弓町2丁目、田中美雪さん(75)方から出火、木造2階建て住宅を全焼。田中さんの長男(50)が2階から避難する際、足などにけがをして病院に搬送された。

 東松山署によると、同住宅から火が出ているのを通行人が発見、119番した。田中さん宅は4人暮らしという。

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