埼玉新聞

 

Tシャツにサンダル…金融機関職員装う女にカード手渡す 電話信じた女性、180万円引き出される被害/蕨

  • 蕨署=蕨市錦町

 蕨署は8日、蕨市の無職女性(80)と戸田市の無職女性(65)が詐欺被害に遭ったと発表した。

 同署によると、8日午前9時半ごろから数回、蕨の女性方に市役所職員を名乗る男らから、「還付金があります」「手続きにキャッシュカードが必要です」などと電話があった。信じた女性は同日午前10時半ごろ、自宅を訪れた金融機関職員を装う女にキャッシュカード3枚を手渡した。現金約180万円が不正に引き出されているという。

 女が赤いTシャツ、スカート、サンダルの軽装だったことから、女性が不審に感じて金融機関に電話して詐欺と分かった。

 一方、8日午前11時ごろから数回、戸田の女性方に市役所職員を名乗る男らから「医療費の払い戻しがある」「指示通りATM(現金自動預払機)を操作してください」などと電話があった。信じた女性は同日午後0時20分ごろ、川口市内のショッピングモール内で男の指示通りにATMを操作し、4回にわたり計約226万円を指定口座に振り込んだ。

 明細を見た女性が不審に思い戸田市役所を訪れ被害に気付いた。

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