埼玉新聞

 

埼玉でもクマ…おまわりさんお手製の「クマよけの鈴」配布 飯能署管内、10月以降の目撃情報6件

  • クマよけの鈴を作る飯能署員=2日、埼玉県飯能市双柳

    クマよけの鈴を作る飯能署員=2日、埼玉県飯能市双柳

  • クマよけの鈴を作る飯能署員=2日、埼玉県飯能市双柳

 埼玉県飯能市の山間地域などでクマまたはクマのような動物の目撃情報が相次いでいることを受け、飯能署は2日、クマよけの鈴を作成した。クマよけの鈴は同市下名栗のアウトドア施設「ノーラ名栗」で3日行った山岳遭難キャンペーンで、登山客らに配布した。

 クマよけの鈴は長さ15センチで、同署地域課の7人が作業に当たった。黄緑色の蓄光ロープを編み、鈴とカラビナを取り付けて計25個を完成させた。登山の際のリュックサックなどに装着することができる。

 同署管内(飯能、日高両市)は主に西部に、山間地域が広がる。同署によると管内では今年に入り、クマまたはクマのような動物の目撃情報が11月2日までに7件あり、うち10月以降が6件を占めているという。

 同署の担当者は「秋は紅葉のシーズンで、管内は千メートル以下の低山が多く、ハイキング客が多い。クマよけの鈴も付け、登山届を出した上で登山してほしい」と話している。

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