希少種の野鳥・ヒクイナ、北本の自然観察公園で撮影に成功 県の絶滅危惧IA類、県内の冬季では極まれ
2019/02/25/00:00
北本市荒井の北本自然観察公園で希少種の野鳥ヒクイナが確認され、撮影に成功した。
褐色で腹の部分が赤褐色のヒクイナはハトよりやや小さめ。環境省のレッドリストで準絶滅危惧・埼玉県のレッドリストで絶滅危惧IA類とされている希少種。夏季の繁殖期以外はほとんど鳴かないため見つけづらく、県内で冬季に確認されるのは極めてまれという。
県自然学習センターによると、13日午前9時半ごろ、センター西側湿地の草の上を歩いているヒクイナを偶然見つけたという。年明け早々、来園者から目撃情報が寄せられていた。
同センターでは「いつまで見られるかは分からないが、ここの環境を気に入ってもらえれば来年以降も来てくれる可能性があります」と話している。