さいたま地検は2日までに、電車内で乗客の女性を盗撮したとして書類送検された元埼玉県警捜査2課の30代男性警部補＝依願退職＝について、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

　県警幹部によると元警部補は6月22日、走行中のJR川越線の車内でスマートフォンを使い、乗客の女性の容姿を撮影したとして、8月25日に県迷惑防止条例違反の疑いで書類送検されていた。

■訓戒処分を受けて依願退職（以下、書類送検時の記事）

　電車内で乗客の女子高校生を盗撮したとして、県警は8月25日、県迷惑防止条例違反の疑いで、県警捜査2課の30代男性警部補をさいたま地検に書類送検したことが分かった。男性警部補は本部長訓戒処分を受け、同日付で依願退職した。

　県警幹部によると、男性警部補は今年6月22日午前8時ごろ、走行中のJR川越線の車内で、スマートフォンを使い乗客の10代女子高校生を撮影した疑いが持たれている。

　男性警部補は自身のスマホを見るふりをして、動画を撮影していたという。川越駅のホームで確保され、その後、県警に任意で取り調べを受けていた。調べに対し、容疑を認めているという。