まずい食事、臭い水…外出を許されない詐欺師ら、アパート7階“かけ場”でずっと電話「午前9時から午後7時まで働いた」 カンボジア首都中心部での生活実態は 休みは月1回「捕まってほっとした」
2023/11/11/08:50
カンボジアの首都プノンペンで特殊詐欺電話の「かけ子」とみられる日本人グループが現地当局に拘束された事件で、県警などは8日夜、男25人を日本に移送し、詐欺と詐欺未遂容疑で逮捕した。一連の被害は8道府県9件で額は約2億4千万円に上る。捜査関係者によると、狙われたのは全て65歳以上の高齢者で、さらに被害件数や額は膨れ上がるとみられる。県警は同日、大宮署に北海道警など9道府県警、100人態勢の合同捜査本部を設置。一部の容疑者は「休みは月1回で外に出してもらえなかった」「捕まってほっとした」などと厳しい管理体制をうかがわせるような供述をしていて、同本部は生活実態などを含め、事件の全容解明を進める。