埼玉新聞

 

浦和ビル内放火、容疑で29歳男を逮捕 近隣ビルも焦げる 清掃員が通報、防犯カメラから男浮上

  • 浦和署=さいたま市浦和区常盤

 浦和署は30日、建造物等以外放火の疑いで、さいたま市緑区東大門3丁目、自称アルバイトの男(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は4月21日午後5時ごろから翌22日午後0時ごろまでの間、さいたま市浦和区仲町1丁目の5階建て雑居ビル敷地内で、いずれかの物に火を付けて地下受水槽室用給気配管を焼損させた疑い。

 同署によると、配管は地下の受水槽室に空気を取り入れる管で、地下から突き出ており、直径約25センチ、高さ約1メートルの管全体が燃えた。近隣ビルのパイプや壁も焦げたという。けが人はいなかった。同月22日午後2時50分ごろ、清掃業者の男性(42)が「燃えたような跡がある」と119番。現場や付近の防犯カメラの捜査などから、男の関与が浮上した。

 男は容疑を認めており、同署で動機や経緯を調べている。

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