埼玉新聞

 

セブン店員に称賛、直感で客に買い物させず…店長が通報、詐欺阻止 店はオープン40周年、これまで何度も客救って警察の表彰は3回目

  • 小谷和樹署長(左)から感謝状を受け取るセブンイレブン秩父影森店若林時子オーナー=秩父署

    小谷和樹署長(左)から感謝状を受け取るセブンイレブン秩父影森店若林時子オーナー=秩父署

  • 小谷和樹署長(左)から感謝状を受け取るセブンイレブン秩父影森店若林時子オーナー=秩父署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、埼玉県警秩父署はセブンイレブン秩父影森店オーナーの若林時子さん(75)に感謝状を贈った。開業40周年を迎えた同店は、これまでに複数回、詐欺被害の水際阻止に貢献している。感謝状を受け取るのは3回目。

 今回は、9月に計2件の架空請求詐欺を未然に防いだ。秩父署によると、14日と19日にそれぞれ来店した同市の高齢男性が、5万円以上の電子マネーを購入しようとしていた。同店従業員が用途を尋ねたところ、「パソコンがウイルス感染し、復旧するために電子マネーを買うように指示された」といった内容だったため、栗島弘明店長(53)が署に通報した。10月18日の来客者も同様の詐欺に遭いかけた。
 

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