元号変わる時代の節目の初詣、今年一年の幸せ願う 新しい時代「災害少なく」「合格を」「健康に」
2019/01/03/00:00
平成最後となる新年が明けた。県内の寺社には2日、多くの県民らが初詣に訪れた。「健康に過ごせるように」「志望校に合格したい」などと願いを寄せる参拝者。元号が変わる時代の節目にあって「平等な社会であってほしい」と手を合わせる姿もあった。
さいたま市大宮区高鼻町の武蔵一宮氷川神社は新年の充実を願う多くの初詣客でにぎわった。境内には今年の干支(えと)イノシシの巨大絵馬がお目見え。参拝客は正月用の大きなさい銭箱の前で手を合わせ、今年一年の幸せを願った。
同市浦和区の自営業渡辺伸一郎さん(65)と妻克(まさる)さん(65)は「今春に初孫が生まれてくるので、健康をしっかりお祈りしました」と笑顔。上尾市の山田茂宏さん(75)は「今月中旬に孫の高校受験があるので合格祈願をしてきた」と話した。
平成最後となる初詣。さいたま市北区の山崎登さん(81)は「平成は災害が多く、たくさんの人が苦しんだ」と顧みつつ「新時代は災害が少なく、幸せな時代になることを願っている」と望む。
同市大宮区の大学2年高鷹正さん(20)は「今まで平成の時代しか生きていなかったが、新時代になるので大人としての責任も感じる」。同、木藤真名さん(19)は「新しい時代になりスマホや携帯など、もっと進化するのを期待している」と見据えた。