埼玉新聞

 

ビートたけしさん命名「ジュリアナの祟り」 「埼玉から日本を元気に」大宮で異彩放つ5人組バンドが人気

  • ボーカルの蕪木蓮さん(前列右)ら「日本の元気は俺たちが取り戻す」と話すジュリアナの祟りのメンバー=さいたま市浦和区

 ひときわ異彩を放つ外見と派手なパフォーマンス―。さいたま市大宮区のJR大宮駅東口で、路上ライブを行う5人組バンド「ジュリアナの祟(たた)り」が話題となっている。坂戸市出身でボーカルの蕪木蓮さんは「埼玉を代表するアーティストとなる」と語り、活動にも力が入る。

 バンド名は、テレビ出演した際にタレントのビートたけしさんが命名したという。メンバーは蕪木さんのほか、リーダーの江夏亜祐さん、矢島銀太郎さん、翌檜ダンク冬雪さん、佐川ネル秋吉さんの5人。

 どこか懐かしさを感じさせる衣装や楽曲は、かつてのバブル期の雰囲気を想起させ、「日本の元気は俺たちが取り戻す」の掛け声の下、楽曲「バブリー革命~ばんばんバブル~」などで今年1月にメジャーデビューした。

 中臣鎌足の子孫だというボーカルの蕪木さんは、実家が神社で本人も神職資格を取得。伸びやかで力強い歌声とともに、祝詞(のりと)を読み上げるパフォーマンスも。リーダーの江夏さんは金曜夜9時半から「こしがやエフエム」で番組を担当するなど、県内での活動も広がる。

 所属事務所によると、演奏は音楽的な部分で高いレベルを保ちつつ、「ハッスルタイム」として観客を巻き込んだ盛り上がる時間が人気で、女性ファンが多いという。

 大宮でのライブは大宮駅東口銀座商店街で毎月1回、第1日曜日の午後に行われており、次回は3月3日。3月12日には東京、後楽園ホールでの演奏も予定されている。

 リーダーの江夏さんは「大宮駅前で俺たちとバブリー」と笑顔で呼び掛ける。蕪木さんは「日本を元気に、まずは埼玉から元気を発信したい」と話す。

 活動予定、出演など問い合わせはアクアムンダアンドアソシエイツ(電話03・3360・7166)へ。

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