埼玉新聞

 

「楽しい」ニジマスのつかみ取り、園児ら挑戦 熊谷の保育園、プールで水しぶき上げ大歓声

  • ニジマスのつかみ取りに夢中の園児たち

 熊谷市の奈良保育園(高田佐知子園長)で園児が「ニジマスのつかみ取り」に挑戦した。年長組の24人がプールの中で水しぶきと大歓声を上げ、楽しんだ。

 同園は毎年、横瀬町の荒川でニジマスのつかみ取り体験をしてきたが、コロナ禍の影響で今年は断念。「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」の江守和枝会長に高田園長が相談し、園内のプールでのつかみ取りが実現した。

 ニジマス30匹は江守さんが寄付。プールは魚が元気を保つために水道水を中和し、水温も22度に保った。約20センチのニジマスは子どもたちの手を素早くスルリとかわしていた。

 中條はやと君(5)は「ヌルヌルして捕まえるのが大変。でも楽しい」と喜んだ。園児らは捕まえたニジマスを持ち帰り、「大事に命を頂いて、おいしく食べます」と大きな声で江守さんにお礼の言葉を述べていた。

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