埼玉新聞

 

甘くみずみずしい梨、神川で収穫始まる 大玉で贈答用にも 品種変わり、11月ごろまで収穫続く

  • 梨の直売所がオープンした神川町=同町元阿保「神川梨幸園」

 神川町で今年も甘くてみずみずしい梨が実り、収穫が始まった。生産者がそれぞれ開設している42カ所の梨直売所で購入できる。

 同町の梨は、明治時代の始めごろに栽培が始まり、県内でも古いとされている。現在、約50農家、計22ヘクタールの農園で栽培。昨年は約330トンを収穫した。大玉のため毎年贈答用にも喜ばれている。

 春先の天候不純で交配作業が思ったようにいかず、例年より数は少なめという。

 現在購入できるのは酸味が少なく、果肉が緻密な「幸水」。5キロを3千円から4千円ぐらいで販売している。8月下旬ごろになると県内のみで栽培している「彩玉」、9月に入るとさっぱりした甘さとほどよい酸味が味わえる「豊水」と品種が変わり、11月ごろまで収穫が続く。

 町経済観光課は「味や大きさなど農家こだわりの梨の食べ歩きをしてもらいたい」とアピールしている。

 問い合わせは、同課(電話0495・77・0703)へ。

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