埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉で36人確認、60代男性が重症 所沢の病院で6人、与野高校で4人 埼玉大学でも1人

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは11日、新型コロナウイルス感染者を新たに36人確認したと発表した。内訳は県発表が25人、さいたま市が6人、川口市が5人。

 これまでに確認された感染者は2956人(チャーター便帰国者含む)、死者は79人。重症者は7人。感染者の指定医療機関への入院は106人、一般医療機関への入院は251人。ホテル療養は56人、自宅療養は126人。1281人が退院し、療養終了は1021人となった(11日午後5時時点)。

 県管轄で詳細が判明しているのは、10~90代の男女16人。これまで感染が報告されている所沢第一病院ではいずれも20代の男女職員、80~90代の女性入院患者4人の6人の感染が分かり、同病院の感染者はこれで患者、職員合わせ計47人となった。9人は詳細を調査中。

 10日に判明し、調査中だったのは10代未満~60代の男女26人。所沢市の未就学男児は同居家族に陽性者がおり、入間市の30代公務員男性は東京都内の航空自衛隊十条基地に勤務している。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは同市と川口市に住む20~70代の男女6人。60代無職男性が重症。3日ごろに発症して11日に受診し、重篤な肺炎と診断されて入院した。感染経路は不明。4人は同居家族や勤務先に陽性者がいて検査を受けていた。

 川口市によると、市職員の50代男性、医療従事者の20代女性ら男女5人の陽性が判明。市職員の男性は市危機管理部に勤務。5日に同居している会社員長男の陽性が分かったため6日から自宅で静養し勤務は休んでいる。

 また、県教育局は11日、これまでに、県立与野高校で教職員1人、生徒3人の計4人の感染が分かったと発表した。埼玉大学も同日、20代学生1人の感染を発表した。

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