埼玉新聞

 

流血の父死亡…会社で倒れていた 訪れた長男が通報、会社に出入りしていた次男逮捕「あり得ない」…顔を殴るなど暴行した可能性 過去に長男へ暴行していた次男、当時「父にも暴行」と語っていた

  • 現場で鑑識活動をする警察官ら=30日午後8時45分ごろ、川口市幸町3丁目

    現場で鑑識活動をする警察官ら=10月30日午後8時45分ごろ、川口市幸町3丁目

  • 現場で鑑識活動をする警察官ら=30日午後8時45分ごろ、川口市幸町3丁目

 会社事務所内で父親を殴るなどの暴行を加えて死亡させたとして、埼玉県警川口署は20日、傷害致死の疑いで川口市朝日3丁目、無職の次男(43)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は10月28日~30日ごろの間、川口市幸町3丁目地内の会社事務所で父親=当時(77)=の顔面を殴るなどの暴行を加え、脳幹損傷の傷害を負わせ死亡させた疑い。「あり得ないと思います」などと容疑を否認しているという。

 同署によると、10月30日午後5時過ぎ、父親の様子を見に事務所を訪れた長男が出血して倒れている父親を発見し「父が床で倒れており意識がない」と110番。父親はその場で死亡が確認され、病院には搬送されなかった。同署は犯行があった28~30日の間に事務所への出入りをしていた次男に事情を聴いていた。

 次男は今年春ごろに長男に対して暴行をしたとして、10月31日に暴行容疑で逮捕されており、過去に父親に対して暴行をしていた旨の話をしていたという。
 

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