埼玉県警繁華街・歓楽街総合対策推進本部（保安課）と川口署の合同捜査班は20日、風営法違反（無許可営業）の疑いで、ともに飲食店経営の容疑者（68）と中国籍の容疑者（47）＝いずれも川口市西川口3丁目＝ら男女4人を再逮捕した。

　再逮捕容疑は共謀の上、7月22日～8月6日、川口市西川口1丁目の飲食店「菊姫」で、県公安委員会の許可を受けずに、客の接待や飲食をさせるなどの営業をした疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。

　保安課によると、今年4月以降、「中国人女性に半ば強引に客引きされて、高額請求された」などの同店に関する相談が約20件寄せられ、内偵捜査を開始。10月30日に風営法違反（客引き）容疑で4人を逮捕していた。同店は昨年9月から今年9月の約1年間で、約2500万円を売り上げていた。中には1度の来店で30万円を払わされた人もいたという。県警は店の実態解明などを進めている。