埼玉新聞

 

医療費“無償化”18歳まで拡大、ふじみ野市が決定 24年度から 埼玉すでに36市町村が18歳まで医療費無償化

  • 【地図】ふじみ野市(背景余白)

    ふじみ野市、18歳まで医療費無償化

  • 【地図】ふじみ野市(背景余白)

 ふじみ野市は、2024年度から中学生(15歳)までの通院、入院の医療費無償化を来年度から高校生(18歳)までに拡大することを決めた。子育ての経済的負担を軽減するとともに、子どもの福祉増進を図るのが狙い。市によると、今年10月現在、県内では36市町村が入院と通院にかかる18歳までの子どもの医療費を無償化している。

 市は新年度の16歳から18歳までの対象者約3100人を前提に業務委託や受給資格証の郵送費など約500万円を盛り込んだ23年度一般会計補正予算案や関係条例の改正案を12月議会に提案。可決されれば、24年度一般会計予算案に年間の業務委託料や医療費など計約8千万円を計上し、3月議会に提案する。

 子育て支援課によると、市は2009年から通院は未就学児、入院は中学生までを無償化。11年9月から通院と入院の無償化を中学生まで拡大している。また、各自治体に未就学児の通院と入院の半額を補助している県は来年度から補助対象を通院は小学3年、入院は中学生までに拡大することを決めている。
 

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