埼玉新聞

 

<新型コロナ>2日間で91人感染、飯能など 広がるクラスター、家族間も さいたまの中小学校で生徒感染

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは17日、新型コロナウイルス感染者を新たに16日に56人、17日に35人の計91人確認したと発表した。2日間の内訳は県発表が62人、さいたま市15人、川口市11人、川越市2人、越谷市1人。

 これまでに確認された感染者は3256人(チャーター便帰国者含む)、死者は82人(17日午後6時現在)。

 17日午後9時時点の重症者は10人、感染者の入院は338人、ホテル療養は66人、自宅療養は110人。退院・療養終了は2625人。

 県によると、県管轄で新たに感染が判明したのは16日に39人、17日に23人。16日判明分のうち、クラスター(感染者集団)が発生した所沢市の所沢第一病院で医療従事者と患者計3人の陽性が判明した。17日判明分のうち、詳細が分かったのは飯能市の医療従事者の20代女性ら未就学児~60代の男女13人。

 さいたま市によると、感染が判明したのは16日に20~80代の男女8人、17日に10~70代の男女7人。クラスター(感染者集団)が発生した同市西区の介護事業所「小規模多機能型居宅介護 扇の森」で、利用者の80代男性の感染が新たに判明した。同施設の感染者は利用者4人、職員4人の計8人となった。市立中学校の男子生徒と市立小学校の女子児童の感染も分かった。

 川口市によると、新たに感染が確認されたのは16日に20~60代の男女7人、17日に70代の夫婦と20代の姉妹の4人。市保健所は「家族間の感染に警戒感を持っている」としている。

 川越市によると、新たに感染が判明したのは16日に40代の無職女性1人、17日に40代のパート女性1人。

 越谷市によると、新たに感染が判明したのは16日に50代会社員男性の1人。

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