埼玉ピアノコンクール、鵜飼さんら金賞 予選に288人エントリー、レベル高く審査難航も「技術だけでなく作品学び、表現できる演奏が増えた」
第31回彩の国・埼玉ピアノコンクール(同実行委員会主催、埼玉新聞社など後援)が26日、さいたま市浦和区の埼玉会館小ホールで開かれ、8部門それぞれの受賞者が決まった。県内外から参加したF部門(大学生・一般の部)は鵜飼真帆さん(神奈川県)が金賞に選ばれた。
同コンクールは審査員有志による実行委が主催し3年目を迎えた。7月の予選には288人がエントリーし、準本選を経て、11月の本選に135人が進んだ。
26日までの本選で各部門の金、銀、銅、特別奨励賞が決まり、表彰された。各部門の金賞は、E部門(高校生)で長林春那さん(戸田)、D部門(中学生)は大澤英怜七さん(さいたま)が選ばれた。A部門(小学1、2年)は徳丸愛莉さん(同)、B部門(同3、4年)は清水優衣さん(春日部)、C部門(同5、6年)は竹内奈々歌さん(さいたま)がそれぞれ受賞。アマチュア部門では氏家貴子さん(東京都)、ペアで演奏する連弾部門は初級が内野樹花さん(川越)・依田悠佑さん(東松山)、中級が井上恵輔さん(上尾)・井上夏寧さん(同)、上級が川口紫織さん(さいたま)・中村愛伽さん(東京都)が輝いた。
実行委代表理事で審査委員長の梅谷進さんは「今年も多くの方々のご協力を得て、大勢の参加をいただき感謝申し上げる。各部門ともレベルが高く審査は難航した」と総評。その上で「高い技術だけでなく作品の内容(音楽文化や歴史など)を学び、表現できる演奏が増えてきた。レベルが向上し大変うれしく思う」と述べた。
表彰式前には、昨年のF部門金賞受賞者、大谷内映さん(東京都)による記念演奏も行われた。
上位入賞者による受賞者演奏会は来年4月7日、さいたま市中央区の彩の国さいたま芸術場音楽ホールで行われる。
【A部門】金賞=徳丸愛莉(さいたま市)▽銀賞=長嶺佑香(同)茂木晴香(上尾市)▽銅賞=吉本紗英(さいたま市)高中美結(同)海老原美緒(上尾市)▽特別奨励賞=坪井純怜(さいたま市)石切山実音(同)
【B部門】金賞=清水優衣(春日部市)▽銀賞=市橋玲佳(所沢市)北谷奏人(戸田市)田村恵利那(さいたま市)▽銅賞=槇島実咲(久喜市)齋藤あさひ(朝霞市)小久保晴翔(白岡市)▽特別奨励賞=酒井充(宮代町)富田琴音(久喜市)諏訪舞音(さいたま市)滝口悠士(春日部市)
【C部門】金賞=竹内奈々歌(さいたま市)▽銀賞=中野結夢(吉川市)川村夏乃葉(戸田市)▽銅賞=久住優佳(伊奈町)中島妃奈乃(春日部市)熊田結友(上尾市)▽特別奨励賞=饗庭悠輝(伊奈町)依田悠佑(東松山市)峯岸あみ(さいたま市)
【D部門】金賞=大澤英怜七(さいたま市)▽銀賞=菅原彩吹(草加市)東洸樹(さいたま市)▽銅賞=相原悠人(川越市)片野結愛(さいたま市)▽特別奨励賞=永田佑奈(春日部市)遠藤亜津樹(同)
【E部門】金賞=長林春那(戸田市)▽銀賞=金杉芽実(川越市)川島祐希(上尾市)▽銅賞=土屋愛菜(春日部市)木下奏音(東京都多摩市)中西莉楓(東京都大田区)▽特別奨励賞=安味明莉(所沢市)山口コウ(久喜市)北林亜弥音(加須市)吉田ゆめ(さいたま市)
【F部門】金賞=鵜飼真帆(神奈川県茅ケ崎市)▽銀賞=新林慶人(東京都豊島区)上西富美子(狭山市)▽銅賞=富岡怜南(深谷市)石川楓香(さいたま市)小田彩加(北本市)▽特別奨励賞=若尾拓哉(東京都小平市)大庭愛(川崎市)
【アマチュア部門】金賞=氏家貴子(東京都北区)▽銀賞=長島慶典(同新宿区)工藤瑞子(同豊島区)▽銅賞=池田有希子(同武蔵野市)森田充俊(川崎市)井上朋子(東京都港区)▽特別奨励賞=寺井桃子(同大田区)横山寿子(川崎市)齋藤恵(千葉県我孫子市)
【連弾部門】〈初級〉金賞=内野樹花(川越市)・依田悠佑(東松山市)銀賞=坂本琴美(さいたま市)・東季実佳(同)銅賞=深見美月(戸田市)・宮脇美月(さいたま市)特別奨励賞=浅沼志門(同)・冨澤祐之介(戸田市)〈中級〉金賞=井上恵輔(上尾市)・井上夏寧(同)銀賞=浅沼知怜(さいたま市)・稲垣奏音(同)銅賞=関優衣(宮代町)・山口コウ(久喜市)特別奨励賞=竹内柚稀(越谷市)・細川大志(同)吉田美花(蓮田市)・吉田明花(同)〈上級〉金賞=川口紫織(さいたま市)・中村愛伽(東京都豊島区)銀賞=小島美咲(白岡市)・宮原真(戸田市)銅賞=鈴木七海(上尾市)・山﨑海和(さいたま市)特別奨励賞=井口るな(さいたま市)・榎本晴香(戸田市)