埼玉新聞

 

<高校野球>昌平、浦和学院にタイブレークの末競り勝つ 狭山ケ丘は正智深谷に逆転勝ち 23日、決勝

  • 正智深谷―狭山ケ丘 6回表狭山ケ丘1死二塁、平賀の適時打で同点の生還を果たした清水(1)がナインと喜び合う=22日、メットライフドーム

 (22日・メットライフドーム)

 第11日は22日、東西南北の各地区大会を制した4校による県大会が開幕。準決勝が行われ、東部地区の昌平と西部地区の狭山ケ丘がそれぞれ勝ち、決勝に進出した。狭山ケ丘が決勝に進むのは、春夏秋を通じて県大会初。昌平は夏の県大会は初の決勝切符で、東和大昌平時代の1997年春季県大会以来となる。

 2018年の全国高校野球選手権北埼玉大会以来、夏の県大会で2年ぶりの準決勝に臨んだ昌平は、延長九回タイブレークの末、南部地区の浦和学院に5―3で競り勝った。二回に宮坂と角田の適時二塁打で2点を先制。七回に2―2の同点とされたが、九回1死一、三塁から渡辺の二ゴロが併殺崩れとなる間に勝ち越し。続く吉野哲が決勝の2点本塁打を放った。

 同選手権埼玉大会を含め、夏の県大会で初めて4強入りした西部地区の狭山ケ丘は、北部地区の正智深谷に7―2で逆転勝ちした。1―2の六回、3連続適時打など打者一巡の攻撃で一挙5点を奪って試合をひっくり返すと、七回には平賀のソロ本塁打でダメ押しとなる1点を追加。エース清水は、一回に味方守備のミスが絡んで失った2点のみに抑えて完投した。

 最終日は23日、メットライフドームで初優勝を懸けて昌平―狭山ケ丘の県大会決勝(10時)が行われる。

■22日の勝敗

▽県大会準決勝

昌平5―3浦和学院

狭山ケ丘7―2正智深谷

ツイート シェア シェア