埼玉新聞

 

音楽教室運営の栗原楽器が事業停止 新型コロナ感染の不安で教室閉鎖、一時は再開も生徒数回復せず

  • 栗原楽器が事業停止

 音楽教室運営の栗原楽器(川越市)が6月末までに事業を停止し、7月3日に事後処理を都内の法律事務所に一任していたことが22日、分かった。東京商工リサーチ埼玉支店によると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う倒産で、負債総額は約1億円。コロナ要因での音楽教室の倒産は全国2例目という。

 同社は音楽教室のほか、楽器販売を手掛け、年商規模はおよそ3億円で推移。教室では約500人の生徒数を有していたとみられる。コロナ感染拡大の防止を目的に音楽教室を閉鎖。一時は教室を再開も、感染の不安などから生徒数が回復せず、事業継続を断念していた。

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