埼玉新聞

 

自由な旅も本の世界なら 子どもたちに夏休みの楽しみを、三郷で学校図書館を開放 絵本の読み聞かせも

  • 児童クラブの1、2年生向けに行われた大型絵本の読み聞かせの様子=三郷市立幸房小学校

 夏休みを利用して本に親しんでもらおうと、三郷市内の各学校で1日から17日まで、図書館が開放された。読み聞かせ体験も行われ、参加した子どもたちは熱心に聞き入っていた。

 市教委指導課は「新型コロナウイルスの感染拡大により、旅行をするにも配慮が必要だが、本の世界なら自由に旅することができる。子どもたちに少しでも夏休みの楽しみを届けられたら」と企画理由を説明する。

 市立幸房小学校(小林和雄校長)では、新型コロナウイルス感染症対策に配慮しながら、児童クラブに通う1、2年生を対象に、本の紹介などを実施。図書館に集まった約20人の児童たちを前に、学校司書の高木理恵子さんが、植物やおばけをテーマにした大型絵本の読み聞かせなどを行った。

 参加した子どもたちは本の世界に親しみ、「楽しかった」と満足げ。高木さんは「夏休みらしくおばけがテーマの本を選んだ。子どもたちに楽しんでもらえたら」と話していた。

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