埼玉新聞

 

綱引きの相手は140トン! さいたまで鉄道フェア、親子が特急車両と綱引き 試乗会などでにぎわい

  • 電車と綱引きする親子ら=25日、埼玉県さいたま市大宮区のJR東日本大宮総合車両センター

    電車と綱引きする親子ら=25日、埼玉県さいたま市大宮区のJR東日本大宮総合車両センター

  • 電車と綱引きする親子ら=25日、埼玉県さいたま市大宮区のJR東日本大宮総合車両センター

 「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」が25日、埼玉県さいたま市大宮区のJR東日本大宮総合センターなどで開催された。親子らと電車の綱引きや試乗会、グッズ販売などが行われ、多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわった。

 市とJR東日本が主催。車両センター構内を特急車両が走る試乗会は人気が高く、千枚のチケットが完売した。車両センターで行われた綱引きでは、60組の親子が合計140トンの特急車両3両を引っ張った。見事動かすことができ、川口市の小学3年今井奏多さん(9)は「力をたくさん使って疲れたけど、動かせてよかった」と満足げだった。

 大宮駅東口の銀座通りの会場では、全国各地から集まった飲食の出店が並んだ。焼き芋を販売する出店では、親子が自ら収穫した芋を販売した。コミュニティコム(大宮区)が主催する「あきないキッズ」の一環で、緑区の遊休耕作地を活用し、芋の苗の植え付けから収穫、販売までを体験できる。

 収穫から参加した白岡市の荘司健雄さん(41)と次女の和香さん(6)は出店で芋の販売を行った。健雄さんは「子どもに消費だけでなく生産も体験してほしい」という思いで親子で参加した。和香さんは「楽しかった。またやりたい」と話した。

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