埼玉新聞

 

流血の男性、夜の路上に…死亡確認 刺した同僚の男、容疑で逮捕 付近住民「何があった」/朝霞署

  • 朝霞署=朝霞市栄町

 23日午後9時ごろ、朝霞市膝折町2丁目の路上で、「人を刺した」と110番があった。朝霞、新座の両署員が駆け付け、上半身を刃物で刺され、血を流して倒れている新座市畑中3丁目の会社員当間忠夫さん(58)を発見。当間さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 朝霞署は、現場から約150メートル離れた路上で包丁1本を所持していたとして、新座市畑中3丁目の会社員の男(48)を銃刀法違反容疑で逮捕した。

 同署によると、男は当間さんと同じ職場で、自ら通報した。刃物の所持について「間違いない」と容疑を認めている。同署は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、殺人容疑でも捜査する。

 殺人事件が起きた現場は、東武朝霞駅から南西約3キロ離れた団地付近。団地住民の80代無職女性は、昨日午後9時すぎ、警察車両や救急車数台が現場に駆け付ける様子を目撃した。「パトカーを見かけることは何度かあるが、今回は様子が違い、何があったか不安だった」と心配していた。

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