埼玉新聞

 

<新型コロナ>35人感染 所沢女性もクラスター発生のパーティー参加 別の参加者と同居する小学生も感染

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは25日、新型コロナウイルス感染者を新たに35人確認したと発表した。内訳は県発表が22人、さいたま市2人、川口市5人、越谷市4人、川越市2人。

 これまでに確認された感染者は3627人(チャーター便帰国者含む)、死者は86人(25日午後6時現在)。

 同日午後9時時点での重症者は12人、感染者の入院は340人、ホテル療養は99人、自宅療養は72人。退院・療養終了は2995人となった。

 県管轄で詳細が判明しているのは10歳未満~80代の男女15人。所沢市の40代女性会社員は今月中旬に県東部で開かれた外国人コミュニティーのパーティーに参加し、陽性者と接触していた。同居家族の外国籍の男性がパーティーに参加していた春日部市に住む男子小学生と40代アルバイト女性も感染し、外国人コミュニティー関連の感染者は49人となった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20代男子大学生と50代女性の2人。一方、さいたま市教委は、市立小学校の10歳未満の女子児童が感染したと発表した。通っていた学校について、26日を臨時休校とした。保護者から学校に連絡があったという。

 川口市によると、30~60代の男女5人の陽性が確認された。うち50代の中国人女性と、30代のフィリピン人男性ら外国人は2人。5人とも容体は安定しているという。

 越谷市によると、未就学から80代までの男女4人の感染が判明。このうち未就学男児は24日に陽性が判明した30代女性の濃厚接触者。市内の小学校に通う10代の女子児童は同居家族の陽性が判明しており、新学期開始後は登校していない。草加市の20代アルバイト男性は、新越谷、南越谷駅周辺の接待を伴う飲食店従業員へのPCR検査で陽性が判明した。

 川越市によると、新たに20代と30代の会社員男性2人の感染が確認された。

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