埼玉新聞

 

浦和がホーム開幕、2日札幌戦 オリベイラ監督、勝利に向けた準備に自信 ミシャ監督のスタイルに警戒も

  • 非公開練習後、笑顔で引き揚げる浦和の(右から)岩波、槙野、柴戸、岩武=1日午前、さいたま市内

 浦和は2日、埼玉スタジアムで行われるホーム開幕戦で札幌と対戦する(16時)。試合を翌日に控えたチームは1日、さいたま市内で非公開練習を行った。

 練習後に会見したオリベイラ監督は札幌戦に向けて、「長年浦和で指揮を執った独特な戦い方をする監督がいる。彼の戦い方にしっかりと対応しなければいけない」と、一昨年まで浦和を5年半率いたミシャ監督の攻撃的なスタイルを警戒する点に挙げた。

 オリベイラ監督は「札幌のビルドアップをどれだけ消せるか。今週は2回そのような練習を行った。1回はGKからのビルドアップ。もう一つは相手が押し込んできたとき、どのように相手を阻止するか想定した」と、勝利に向けた準備への自信をにじませた。

 指揮官が「ベンチに入る可能性はある」と言及した右足首の故障から復帰を目指している武藤は、「(25日の練習試合で)やってみた感じはしっかりと走れた。チャンスをもらえれば、力になれたら。運動量を多くして、ボールを引き出しながら攻撃のギアを上げる」とイメージを膨らませていた。

■積極的に「得点絡む」/柴戸

 昨年11月のアウェー札幌戦では、1点リードの後半28分から阿部に代わって途中出場。武藤の2ゴールで競り勝った試合内容を「守備をする時間が長かった」と振り返る。ホーム開幕戦は「やることをしっかりやれば勝てる試合」と自分たちのゲームプランを全うするつもりだ。

 安定した守備に加え、プロ2年目の今季は「いい手本になる先輩たちがいる。得点やアシストにも絡んでいく」と攻撃面で積極的な姿勢を見せる。より高い位置でプレーする機会が増えそうだ。

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