埼玉新聞

 

J2大宮、女子プロチームを新設 FC十文字VENTUSを母体として発足、WEリーグへの参入目指す

  • J2大宮、女子プロチームを新設

 サッカーJ2の大宮アルディージャを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティが女子プロチームを新設し、2021年秋に開幕する日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」への参入を目指していることが9日、関係者への取材で分かった。

 女子チームは、今季からなでしこリーグ2部に初めて昇格し、埼玉県新座市に活動拠点を置くFC十文字VENTUSを母体として発足させる。女子チームの新たな運営体制や名称、活動拠点などの詳細は今後詰めていく。

 FC十文字は、新座市の十文字学園女子大などを運営する十文字学園が母体となって発足した十文字スポーツクラブの女子サッカーチーム。1996年に十文字フットボールクラブ(十文字中学高校サッカー部)として誕生し、2017年からトップチームがなでしこリーグ下部のチャレンジリーグに参入した。

 元女子日本代表監督で大宮のトータルアドバイザーを務める佐々木則夫氏は十文字学園女子大の副学長職にあり、FC十文字のトップパートナーには大宮のトップパートナーでもあるNTTドコモが名を連ねている。両クラブは近年、人事やスポンサー契約などを通じて関係を築いていた。

 WEリーグは7月31日に参加申請を締め切り、17団体が入会申請を行った。関係者によると、大宮も申請を済ませたという。WEリーグは10月上旬、初年度参加の6~10クラブを承認する予定。

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