埼玉新聞

 

丸型ポスト、年末年始の装いに 東秩父村で恒例の“お色直し” 保育園児が自宅宛ての年賀状を投函も

  • しめ縄とお供えが飾られ、毛糸の帽子をかぶった東秩父郵便局前の丸型ポストに年賀状を投函する園児たち=15日、埼玉県東秩父村安戸

    しめ縄とお供えが飾られ、毛糸の帽子をかぶった東秩父郵便局前の丸型ポストに年賀状を投函する園児たち=15日、埼玉県東秩父村安戸

  • しめ縄とお供えが飾られ、毛糸の帽子をかぶった東秩父郵便局前の丸型ポストに年賀状を投函する園児たち=15日、埼玉県東秩父村安戸

 年賀はがきの受け付けが始まった15日、埼玉県東秩父村安戸の東秩父郵便局(大久根淳局長)前に、早くもしめ縄を飾った丸型ポストが登場。早速、近所の園児たちが投函(かん)していた。

 しめ縄(約2・5メートル)は元局長の大久根宏さん(82)と妻の茂子さん(80)が毎年、手作り。しめ縄には鏡餅とミカンのお供え、ポストの頭には茂子さんが編んだ毛糸の帽子をかぶせた。1999年、同郵便局の開局100周年に地域に親しまれているポストに「ありがとう」の感謝を込め飾ったのが始まり。

 今年は村立城山保育園の園児12人が散歩を兼ね“お色直し”の様子を見学。最後に毛糸の帽子がポストにかぶせられると、園児たちから「わー」と歓声が上がった。この後、自宅宛てに書いてきた年賀状をポストに初投かん。園児たちは「(正月に届く年賀状が)楽しみ」と喜んでいた。

 大久根さんは「子どもたちの良い思い出、良い体験になれば、うれしいです。村民の皆さんの無病息災を祈って、これからも活動(しめ縄飾り)を続けたい」と話していた。

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