<高校野球>昌平V、創部42年目で初 サッカー、ラグビーに続き野球も 昌平OBの監督「責任果たせた」
2020/10/01/00:00
秋季県高校野球大会最終日は30日、県営大宮球場で決勝を行い、今夏の県大会で準優勝した昌平が初優勝を狙った細田学園を6―5で下し、創部42年目で春夏秋の県大会を通じて初の栄冠に輝いた。
2季連続の決勝に進出した昌平は一回、1死二塁で吉野が2点本塁打を放ち先制。二回に古賀の適時二塁打と三回に後藤のスクイズで1点ずつを加え、4―3の八回には2死一、二塁で再び古賀の2点二塁打で突き放した。細田学園は3―6の八回に瀬戸尾の2点適時打で1点差としたが、後続が抑えられた。
黒坂洋介監督(45)は「(昌平は)サッカーやラグビーなどが活躍して野球だけが優勝することができなかった。やっと一つの責任を果たすことができた」と喜んだ。同高のOBでもある指揮官は、駒沢大卒業後、社会人野球のシダックスを経て、2005年に母校で指導者生活をスタート。08年に1度監督を退き、17年から再び就任、今大会でチームを初の頂点に導いた。同監督は「次は関東大会で優勝を狙いたい」と意気込んだ。
昌平と細田学園は、来春の選抜大会出場の選考材料となる秋季関東大会(10月24、25、27、31、11月1日)に出場する。