秩父でプチぜいたくを…麺も調味料も自家製使用! 老舗中華で料理長務めた店主が腕振るう「泰山北斗」
一品料理からランチ、コースメニューまで、幅広い本格中華を提供する埼玉県秩父市の「泰山北斗」は2001年に開業。中華料理の老舗・銀座アスター(東京都中央区)で10年間料理長を務めた店主三浦美好さん(61)が、厳選した国産食材で中華鍋をふり、本場・四川の伝統の味を再現。老若男女の舌をうならせる。
三浦さんは山形県出身。銀座アスターの職場で妻恵里子さんと出会い、恵里子さんの実家の土地に店舗を構えた。長男佑太朗さん(34)も厨房に立ち、父と同様、銀座アスターで鍛えた腕をふるう。
「素材を一から料理」にこだわり、麺や調味料も自家製。具がぎっしりの餃子(ギョーザ)、シューマイ、春巻きは毎日手作り。食材は主に国産を使用し、白菜やマイタケなど秩父産の新鮮野菜も皿を彩る。「多くの地元客に支えられているので、お子さまからお年寄りまで、幅広い世代に喜んでいただける、『秩父一』の中華を追求していく」と、三浦さんは言葉に力を込める。
一番人気の酢豚をはじめ、麻婆(マーボー)豆腐、餃子、担々麺などの定番中華から、北京ダック、フカヒレの姿煮込みなどの高級中華まで多彩な料理を提供。季節のメニューも充実し、あん肝煮込み、北海道産牛肉のカキ油炒め、山東名菜国産鶏肉と葱(ねぎ)揚げ炒めなどが今のおすすめ。
「物価高騰やコロナ禍の影響で、外食を控える方が増えていると思うが、うちに来た時は『プチぜいたく』を楽しんでほしい」と三浦さん。家族3人とパート従業員が最高の笑顔でもてなし、値段以上の価値がある料理を提供していく。
【メモ】泰山北斗 秩父市山田2323の3(電話0494・24・2289)。営業時間はランチが午前11時半~午後2時(ラストオーダー同1時15分)、ディナーが午後5時半~同9時(ラストオーダー同8時)定休日は月曜(祝日は営業)。12月30日~来年1月2日まで休み。
【主な人気メニュー】四川名物汁なし担々麺・小(748円)、自家製餃子(748円)、酢豚(1100円~)、四川本場陳麻婆豆腐(1430円)。ランチメニュー(秋・冬)は1600円~。